通信制苦学記録

大学通信教育課程の史学科でアタフタしてます

史学科選択必修科目[2014〜15]

1年ぶりのブログ開始以前の受講科目記録。そろそろ夏スクですからね。西洋史概説については一応記事はあるのですが、改めて。

 

・日本史概説[2014夏期]

 試験成績:A+

 

担当は安田先生。

 

内容は近世史で、三大改革を中心に、例えば高札についてであるとか、幕府の出した法令の各藩への伝達、慶弔儀礼などについても。それに加えて、江戸時代に書かれた文書を読んでみるなんてこともやりましたが、これは成績評価対象外なので気軽なもんでした。全体的に高校までとは解像度の違う内容の講義に、初めてのスクーリングということもあり、「おおっ」と興奮しました(高校で日本史やってないけど)。ただし、その高解像度がために、初心者にはよくわからない用語も出てきますので、日本史辞典の類を持参したほうがいいと思います。

 

試験は持ち込みなしで、「短い期間で論述は厳しいでしょうから」とごく基本的な用語の穴埋め15問。全て解き終わって時計を見ると7分しか経ってなかった。それから数分後、提出しようと立ち上がった人がいたのですが、たしなめられてました(結局退席は試験開始30分後から)。こう書くと簡単に思えましょうが、どこからともなく「えーっ……?」という声を漏らす人も。要するにどの科目でも言えましょうが、難易度は相対的なものです。でも、この回はさすがに簡単過ぎたので、以降は難易度上がってるんじゃないんですかね

 

東洋史概説[2015夏期]

試験成績:A+

 

担当は塩沢准教授(当時)。パンフレットや学習ガイダンス、そして東洋史特講(南海史)の通信指導をされていたりだとかで、通教生にとって専任教員の中で最も馴染みの深い人でしょうか。法政の東洋史専攻は時代区分ではなく、文献と物質という区分になっていまして、塩沢先生は後者の人です。 

 

内容は中国歴代王朝の首都について。発掘資料の他、現地調査の結果やその際の写真、地誌、地図、衛星写真などを駆使して説明を進めて行く講義でした。歴史の授業ではありますが、地理学的要素が非常に強いため、自然地理学の知識を事前に得ていると理解しやすくなると思います(私はこの講義を見据えて、事前の春スクで自然地理学を受講しました)。

 

試験は5日目の最後に問題が8つ発表され、その中から2つ選んで論じるという形でした。手書きノートの持ち込み可なので、基本的には授業ノートをしっかりと取っていれば基本的には大丈夫でしょうし、毎日参考文献も使って復習しておけば、試験対策も楽々でしょう。さらに「解答を事前にノートに書いておいて、それを書き写す要領のいいのがいるんですよね」と攻略法まで話してくれる非常に優しいお方です。もっとも、「あなた方のリポートは(甲骨文字で書かれた)金石文よりも読み辛い」という嫌味も言われますがね(もっともこれは、この発言に続く話の枕ですし、それを聞けば「そういうことか」と納得する類で、単なる意地悪ではないです)。

 

・西洋史概説[2015冬期]

試験成績:A+

 

担当は山田先生。専門はポーランド史だそうです。

 

内容はWW1直前からWW2までの、オーストリア=ハンガリー二重帝国及びその旧領諸国とポーランドについて。どうしてもドイツとロシアをベースに語られがちな土地ではあるが、今回はその両国が脇役であったのがとても新鮮でした。予習でWW1や戦間期についての本をいくつか読んでおくと理解しやすいかと思います(が、これ以降講義を受け持ってないんですよね)。

 

試験は持ち込みなしで、全4問中3問(論述)が前日に発表され、4問目は記述式で小問が3つ(語句の説明1問と、授業で出てきた都市の現在の地名と帰属を問うのが2問)。小問1つでやらかしてしまったが、それでもA+でした。