通信制苦学記録

大学通信教育課程の史学科でアタフタしてます

史学演習(日本)[2016冬期] その1 概観・感想

冬期スクーリング1群の史学演習を受講しました。

 

事前に情報を集めると、一様に「大変」とありましたが、想像以上でした。

 

初日は「史料・学術論文とは?」。本来ならテキストが準備されるはずだったのですが、「印刷が間に合わなかった」との事で、パワーポイントをひたすらノートに書き写さざるを得ない感じに。

ところで、「史料とは、と何度も説明してるのに理解してくれない人がいる」、そのせいで「毎年何人かは落としてしまっている」とのこと。試験とレジュメで各50点となってますので、ここでの説明をきちんと理解してレジュメ作成しないと単位は怪しそうです。

また、4限目にはボアソ15階の史学科研究室の見学と、史料として使用できるものの説明もありました。

 

2日目から5日目は、3限目は先生の論文(抜刷)を読んで行き、4限目は「論文追試」のための論文や史料を探したり、レジュメを作成する時間という感じでした。

ちなみに3限目に読んだ論文はこちら。

 

法政大学学術機関リポジトリ: 近世後期の村社会と「村用」 : 『家』と『村』と村落行政

 

これを受講者持ち回りで音読し、その箇所に「何が書かれているのか」を先生が解説するというもの。もし該当箇所に史料があれば、先生に続いて音読。

ちなみに論文の音読は、史料の箇所も「読んで下さい」とのこと。当時の文の読み方がわからないとつらい思いをするかも知れません。

なお、3日目以降授業のはじめに「史料の音読してきましたか?」と聞かれます。私は下記の論文追試に時間がとられてしまい、ろくにできませんでした。

 

4限目の「論文追試」については次回以降で詳しく述べますが、日本の近世史に関する論文を選び、それに使用されている史料を集め(ただし図書館と研究室所蔵の物で)、そして「論文は正しく史料を用いているのか?」を検討しつつレジュメ(要旨・史料)を作成するというもの。

論文選びも一苦労だし、史料がどこにあるかを調べるのも大変でした。

 

最終日の3限目は、本来なら論文の続きを読む時間のはずでしたが、先にレジュメの交換が行われ、なおかつレジュメ内容説明だとか感想などを述べる時間へと変更になりました。皆さんきちんとまとめられてますし、説明もできてましたが、私はまともに要約できず、説明も「おいおいおよよ」としか言えませんでした。とてもつらかった。

 

最後に試験ですが、未読史料を渡され「説明せよ」と。疲れ切っていたこともあり、書いてあることが頭に入らず、沈没。Cでいいから下さい。

 

とまあ、しんどい・つらい・これでいいのかわからないの三拍子でしたが、史料を読むのはやっぱり面白いですし、論文も今回のように分析的・批判的に読むのは初めてでしたので、とても勉強にはなりました。

 

驚いたのは、こうもしんどい科目なのに、脱落者が出ていないこと。最終日にリポート(レジュメ)提出という共通点のあった、1年の時の夏スクの物理学3で失踪者が出てたことを思うと、さすがみんな伊達に3年次以上かつ日本史概説4単位以上取ってないな!って感じですね。

 

次回は事前準備や、持ってきた方がいいものなどについて書こうと思います。

 

史学演習(日本)[2016冬期]その2 準備編 - 通信制苦学記録